2008.04.26

MacBook Airを3週間使ってみた

「MacBook Airを2週間使ってみた」のエントリーからもう一週間も経ってしまいました.
学校の課題が多く,なかなか趣味の時間が持てないのはツライです.

さて,MacBook Airのレビューの続きです.
今回はMacBook Airに搭載されているCPU,Core2Duo( 1.6GHz )の実力などを検証してみたいと思います.


まず,iPhotoで写真を次々とスライドして閲覧する作業についてですが,瞬時に次の写真へと切り替わるので全くストレスを感じません.アクティビティモニタと呼ばれるOSXに付属されているプロセスビューアを用いてCPUの使用率を観測した結果,3MB(800万画素)の写真を一度スライドさせるとおよそ35%ほど,すばやく次々とスライドさせるとおよそ150%(CPUのコア二つが稼働している)ほどCPUパワーを消費するようです.
iphoto.jpg
[ 高い画素数の写真でもストレス無く閲覧可能 ]

また,噂のトラックパッド上で指三本をスライドさせて写真をスライドさせるスワイプ操作も非常に便利で,マウスによる操作の代替以上の効果があるといえます.



さて,次は演算処理による比較をやってみました.
実験内容は,
  『30万番目の素数を求める』
です.
比較対象はPowerBook G4( PowerPC 1GHz )です.
実験で使用したプログラムは,私が昔開発したコンソール電卓 SequenceXL に組み込んでいる関数primeを使用しました.
sxl.jpg
[ 拙作SequenceXLで求めた30万番目の素数 ]

実験結果は以下のようになりました.

  PowerPC 1GHz:6.87秒
  Core2Duo 1.6GHz:1.59秒

いやはや,圧倒的です.動作周波数の差を考えたとしても圧倒的ですし,Core2Duoにはまだもう一つコアがあるので余力たっぷりです.



さて,MacBook Airを使ってみたシリーズはいかがだったでしょうか.
とりあえず今回で連載を終了しますが,またMacBook Airについて気づいた点があれば随時エントリーいたしますのでよろしくお願いします.


あと余談ですが,学校でMacBook Airを使ったり持ち歩いたりしていると,やはり話題のノートパソコンということで学生や教員が群がります^^;
大学院に入学して間もないですが,私の名前は覚えてもらえなくとも,とりあえず「Airのひと」と覚えてもらえたようです(笑)